記念誌や工事誌の制作において、企画構成の前編では、主に制作に向けた基本的な準備についてお話しました。この後編では、さらに踏み込んだ編集方針の決定、チーム作業の進め方、内容構成の工夫について解説していきます。これらを実践することで、より完成度の高い記念誌・工事誌を目指すことができるでしょう。

記念誌や工事誌の制作において、企画構成の前編では、主に制作に向けた基本的な準備についてお話しました。この後編では、さらに踏み込んだ編集方針の決定、チーム作業の進め方、内容構成の工夫について解説していきます。これらを実践することで、より完成度の高い記念誌・工事誌を目指すことができるでしょう。

大型構造物や橋梁の架設、土木工事など、大規模なプロジェクトでは、その計画段階から完成に至るまでの過程を記録した工事誌や記念誌を制作することがあります。このような書籍や資料は、単にプロジェクトの記録を残すだけでなく、関係者や地域社会にとっても貴重な財産となります。
しかし、いざ工事誌や記念誌の制作を進めようと思っても、初めて取り組む場合、何から手を付ければ良いのかわからないと悩む方も少なくありません。
そこで、このシリーズでは、工事誌や記念誌の制作プロセスについて、数回に分けて解説していきます。今回は、企画構成の前編として、基本的なイメージ作りや準備についてご紹介します。

こんにちは。イマムラです。
今回は「合成フォント」がテーマです。
デザインにおける文字組みの考え方の中の一つとして重要な「合成フォント」ですが、なぜ必要なのか、またどういう組み合わせがあるのか、改めて考えていきたいと思います。
「合成フォント」とは複数の書体を組み合わせたフォントのことを言います。デザイン制作において、和文と欧文を組み合わせた文章を使用するとき、それぞれに相応しいフォントを使用することで美しい文字組みを行うことができます。
和文フォントの作りは、「仮想ボディ」と「字面」という正方形またはそれに近い形で構成されています。一方、欧文フォントは英単語として文字組みをしたときのバランスを考えて作られているため、文字により字幅が異なっています(=プロポーショナル)。
