難易度順! きれいにまとめやすい配色とは

プレゼン資料やレポート……人に見せるものや、ちょっと見栄えを良くしたいものを制作する時、どんな風に色を選んでますか?

とりあえず好きな色を選ぶけど、なんとなくパッとしなかったり、伝えたいことがたくさんある分、たくさん色を使ってなんだかガチャガチャしてしまったり。色の組み合わせを選ぶって難しいな〜なんて思ったことはありませんか? 今回のテーマは「配色」について。

 

色はどうやってつくる?

 

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色は「色相(色合い)」、「明度(明るさ)」、「彩度(鮮やかさ)」でできています。一口に「黄」といっても、「明度」と「彩度」が違うだけで色味変わり、可愛らしいパステルっぽい黄色から、黄土色のような鈍い黄色まで、いろいろな「黄」ができます。「トーンを合わせる」なんて言葉をよく聞きますが、この「明度」と「彩度」を操作することでトーンを合わせることができます。

色の組み合わせ

 

色の組み合わせを考える時、色相環を思い浮かべながら考えるとイメージしやすいのでおすすめです。そんなことを踏まえながら、今すぐチャレンジできそうなものから、ちょっとコツがいりそうなものまで、色の組み合わせ方を紹介します!

 

難易度 ☆☆☆☆★:とにかく似たような色を選ぶ

 

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色相環のお隣同士の色を選んだり…

 

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色相環の中から色を1つ選んで、あとは明度や彩度を変えることで色数を増やす方法。また、選んだ1色のほかを無彩色で構成するのもおすすめです。

こちらは比較的かんたんにスッキリとまとめることができます。ただ、似たような色で画面を作るので、ややのっぺり、単調になりがちです。

 

難易度 ☆☆☆★★:ちょっと冒険! 少し色相差のある色を選ぶ

 

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こちらは隣より少し離れた色で構成する方法。近くの色なのでまとめやすく、先程よりは離れているためのっぺりも回避することができる、程よく、丁度いい配色方法です。きれいですが、一瞬で目を引くという感じではないので、使い道によってはコントラストが少し弱く感じる場合があります。

 

難易度 ☆☆★★★:インパクトが大事! 色相差のある色を選ぶ

 

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選んだ色とその対称の色(補色)、または補色近くの色でまとめる配色はとてもダイナミックで一瞬で目を引きます。かなり強い対比なので、場合によってはギラギラと目にうるさい印象になることも。選んだ色の面積比に注意すると、うまくまとまります。

 

難易度 ☆★★★★:カラフル=強さ! いろんな色でいい感じに♪

 

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いろいろな方法が登場しましたが、やっぱりいろんな色を使って元気で力強い印象にしたい! 色数は増えれば増えるほどバランスやまとめることが難しくなってきますが、色相同士の距離を統一したり、トーンを合わせることで、比較的まとめやすくなります。

 

ポイント

 

色数は少ないほうがまとめやすくなります。どうしても色数が多くなる場合、または力強さ、元気さなど、カラフルな色で得られる効果を使いたい場合は、明度や彩度などトーンをあわせたり、それぞれの色が占める面積比に気をつける必要があります。

 

また、色数に頼りすぎず、文字やカタチなど、色以外の要素で意味を伝えたり役割を分ける工夫をすると、その分色数を絞ることができ、スッキリとわかりやすくまとめることができそうです。

 

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