バランスの良い配色を考える
カレンダーや毎月発行する印刷物などで12ヶ月分の色を毎月変えて制作することが良くあります。よく考えずにスタートしてしまうと、使う色がなくなってしまったり、突然「黒」などの無彩色がでてきたりと、トーンが全然違うチグハグな展開になりがちです。
月の色のイメージは、人それぞれ違うと思いますが、12ヶ月の配色を仮に組んでみて、バランスよく配色するポイントを紹介したいと思います。
1.イメージしやすい月から
1月:お正月→赤、3月:桜→ピンク、8月→太陽(真夏)・オレンジなど決めやすい月から色を置いてみます。
2.色相を考える
残りの月に色を置いてみます。この時に色相について考える必要があります。例えば、2ヶ月連続で同じ赤系の色が来たり、全体が偏った色使いにならないように、バランスを考えながら配色します。
3.彩度を調整する
全体の配色を見た時に、彩度(鮮やかさ)が極端に違うものがあると、統一感がなくなってしまいます。バランスをみながら整えます。
4.濃度を調整する。
極端に濃度が低い色があると、月色を使った文字がある場合、読めなくなってしまうことがあります。また全体のバランスもあるので彩度・色相も考えながら微調整します。
いっしょに使う写真やイラスト等の色に左右され、難しい場合もありますがポイントを抑えていけば、バランスの良い配色ができると思います。