パースのついたイラストを迷わず描きたい!《後編》

前回、「消失点」と「アイレベル」を大事になんとな〜〜く部屋っぽくなるところまで描けました。

今回はちょい足し編です。

 

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前回の記事はこちら
パースのついたイラストを迷わず描きたい!《前編》

 

 

窓を足したい!

部屋といえば? ということでまずは窓を足したいと思います。

 

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向かって右の壁、部屋の中央より手前にこんな感じに設置したい! 窓の高さや位置も目安になるようなメモリを設定します。今回は中央から上を三等分、下半分を二等分するメモリを設定してみました。

さて、まずは壁を2等分する必要が出てきます。

 

奥行きのある空間を2等分

こういう時、なんとなーくカンや目分量で設定してしまいがちですが、今回はちゃんとした方法で描きたいと思います。

 

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台形の対角線を結ぶ。これだけ!

ちょうど交わった点が中央になります。

 

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あとは窓の高さや位置を最初に設定したメモリをもとに、消失点と結んでいきます。

 

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窓、描けました〜!

これだけで「それっぽさ」が増した気がします。

 

ちなみに三等分するには……?

 

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先程引いた対角線と、二等分する線を使います。

 

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中央からまたそれぞれ対角線を引いて……

 

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最初の対角線とぶつかったところでちょうど三等分になります。

 

人を足してみよう

 

やっぱり中に人がいたほうがそれっぽいよね〜! ということで中に人を入れてみます。

 

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この時大事になっていくのが「アイレベル」。アイレベルとは目の高さを示す線で、今回は150cmくらいで設定しています。

 

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ですので、遠くにいる人も、手前にいる人もこのアイレベル上に設定していくと、不自然に小さすぎたり、手前にいるようにしたいのに大きいだけにみえる……といったことを防げます。

 

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遠近感が出てるように見えるでしょうか?

 

時にカンや目分量で描くほうが早いこともありますが、こういったことをちょっと覚えておくと、描き進めていくうちに「不自然な気がするけど、どこをなおせばいいのかわからない!」といった時にとても役立ちます。

 

 

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