クリニックでのWebマーケティング実例−3
[自社ブログの活用]

ドクターブログのアイコン自社ブログを使ったコンテンツマーケティング

クリニックのブログは、一般の外部無料ブログ(有名なところではアメーバ等)ではなく自社サイト内で構築しました。自社で運営することでメンテナンスやカスタマイズ等の自由度も上がり、SEO対策も容易になります。クリニックの紹介だけではなく、病気に関することなどを掲載し、患者さんに知ってもらい、親しみをもってもらう、そしてクリニックに来院いただくようなフローをイメージします。

 

ドクターブログ

ドクターブログは最も重要なコンテンツです。はじめて受診しようとする患者さんは、どんな先生なのかわからず不安に思っています。先生自身の言葉に触れることで人柄がわかり、安心して来院することができます。

テーマは「病気」に関すること

ブログのテーマは「患者さんが知りたいこと」、つまり、病気に関連することです。また、ブログの定期的な更新により、興味をもって持続的に読んでくれる人が増えていきます。大まかな更新スケジュールを立てておくとよいでしょう。

ただ、ドクターは多忙な方が多く、なかなか定期的にブログをアップするための時間を割くことが難しい場合も多いと思います。今回のケースでは記事の作成は弊社が請け負うこととなりました。

ブログのテーマは先生にヒアリングをし、意見交換をしながら決定していきます。はじめの頃は、一般の患者さんを対象にしているため、風邪や花粉症など、季節により増減する病気(一般内科の疾患)をテーマに取り上げることからはじめました。

書き方のポイント

ブログの内容は症例や治療法、家庭での注意点などです。書き方のポイントは、やさしく、わかりやすく、それでいて知りたいことが解説されている中身の濃い記事にすることです。読む人だれもがわかるよう心がけて書いていれば、自然と人柄のわかる文章になると思います。

アクセスが増えてきたところで、一般内科ではなく、ある特定の疾患をもつ一部の患者さんにむけて、専門性の高い記事を織り交ぜていきます。段階的に専門性の高い記事が増えるよう調整します。

医療相談

メールで相談を送ってもらい、ブログ内で回答を書く、という医療相談も行いました。相談をもらってひとりひとりにすぐ返信するのは大変ですが、ブログで回答します、というスタンスであれば続けることができます。
クリニックイメージ

スタッフブログ

日々の業務、クリニックの様子などについて書くブログです。看護師さんや栄養士さんが担当します。こちらもスタッフさんが多忙なときは、弊社が代行しています。

クリニックの雰囲気がわかるように

基本的にクリニックや業務に関すること、患者さんの様子、連絡事項などをテーマに書いていきます。ポイントは親しみやすさ。あまりかしこまらず、クリニックの雰囲気がわかるよう伝えることで、患者さんに安心感が生まれます。優しい雰囲気が伝わるよう、なるべくイラストや写真があるとよいでしょう。

栄養診断などの企画も

こちらのクリニックには栄養士さんが常勤されていましたので、弊社スタッフの食事やお弁当の写真を掲載し、栄養士さんに栄養のバランスを診断してもらう企画も実施しました。そのクリニックによって得意とする分野が違うので、特長を出していければよいと思います。

患者さんのなかには高齢の方も多くいらっしゃいます。当初、高齢の患者さんがブログを読むのかという疑問もありましたが、実際には患者さん本人だけではなく、家族やヘルパーさんなど周りの人が読んでくれることも多かったのです。ブログを開設して以降、記事を読んだことでクリニックに対する信頼感や安心感を得て、来院される方も増えていきました。ブログはコンテンツマーケティングにおいて大変効果的なツールといえるでしょう。

 

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