間違いやすい漢字の変換

1fc0d445cddeef8de397188d6c8b15c1_sパソコンで文章を書くと、うろ覚えの漢字があったとしてもしっかりと変換してくれるので本当に助かります。ただ、異口同音の言葉の場合、使い方を誤っているのに気づかない場合もあります。そんな間違いやすい言葉の例をご紹介したいと思います。


1.製作・制作
「製造業」や「製作所」という言葉があるように、「製作」は機械などを使って形のあるものをつくる場合に使われます。「制作」はもう少し小さいレベルで、手作業でつくる場合(たとえば絵画や彫刻など)に使われます。

2.若干・弱冠
「若干」はさほど多くない数量を表す言葉です。「社員募集 若干名」なんて看板も見かけますね。それに対して「弱冠」は、中国で二十歳になると行われる「元服式」で冠をかぶったことから生まれた言葉だそうです。もともと「弱冠」は二十歳の男子を指す言葉だったんですね。今では転じて「若いこと」の全般に使われています。ただ、二十歳以外や女性に使うのは間違いだという意見もあるようですので、あまり使いすぎないほうがよいかもしれません。

ところで、このタイトルを「間違いやすい」としましたが、「間違えやすい」と書く方もいらっしゃると思います。どっちが正しいの? と私も思いましたが、正解はどちらも正しいのだそうです。「間違い」も「間違え」も正しい言葉で、それに接尾語として「やすい」がついているからなのだとか。日本語は難しいですね。

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