クリニックでのWebマーケティング実例−4
[リスティング広告とデータ分析]

クリニックマップイメージリスティング広告の活用

リスティング広告は、「Yahoo」や「Google」など大手検索エンジの検索結果や各エンジンが提携しているサイトなどに広告が掲載できるサービスです。検索ワードと関連性の高い広告が選択されて表示され、医療の分野でも数多く出されています。あるキーワード、たとえば「胃痛 胸やけ」などと入力すると、検索結果の上や右側にずらずらっと広告文を表示させるしくみです。

一般的なキーワードからスタート

今回は、ホームページのリニューアルに合わせて「Yahooプロモーション広告」と「Googleアドワーズ」の両方にリスティング広告を掲載することにしました。エリアを絞り、まずは近隣の人に知ってもらうことからはじめます。キーワードはまずは一般的な言葉からスタートし、患者さんの増加とともに専門分野の用語にシフトしていきます。

データ分析

ホームページをリニューアルしてリスティング広告を掲載し、一定期間が経過したところで、新規・再診の患者さんについて分析、年齢・性別・住所についてデータをまとめました。

患者さんの住所をマッピング

得られたデータから患者さんの住所をマッピングしたところ、ほとんどが半径1キロ圏内に集中しています。もともとエリアを絞って広告を展開していましたが、これだけ集中しているともっと狭いエリアに限定したほうが無駄がありません。さらにエリアを絞ることのできるGoogleアドワーズのみへの変更を提案しました。

クリニックマップイメージ

アクセス解析

グーグルアナリティクス(GA)は、無料で使用できるアクセス解析ツールです。どんなページがどのくらい見られているか、ページを閲覧している時間や、検索キーワード等かなり細かく分析することができます。ホームページを開設した後は、このGAを使ってアクセスを分析し、その結果をもとに、今後ユーザに求められる記事を検討します。

解析結果をブログに反映

とくにアクセスを牽引するブログ記事の分析は重要です。人気の記事は何か、どんなキーワードが検索されているかなどを把握し、次回以降の記事内容を検討します。“アクセス解析→フィードバック”の繰り返しになりますが、求められていることに応えていければ、アクセスは着実にアップしていきます。

こちらのクリニックでも、実際にアクセスがアップするにしたがって患者数も増加していきました。患者さんが知りたかったキーワードやテーマがブログ記事につながり、トップページの診療時間や地図を確認して来院されるというケースが増えたのです。

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